ぽんぽんの憩い

過敏性腸症候群で強めのHSPです。日常などを綴っていこうと思います。

過敏性腸症候群の私が日々気を付けていること

 

こんにちは。刺激に弱い人です。

今日は私のお腹事情と、その付き合い方についてお話させて頂きたいと思います。

私は幼いころからお腹が弱く、ちょっとしたことで、あるいは何もなくても調子が崩れることが日常茶飯事です。

お腹がゆるくなったり、逆に便秘になったりといった身近な症状がほとんどですが、小学生の頃給食を食べると腹痛で動けなくなる日々が続いたことがありました。

その時はありとあらゆる病院を受診し、様々な検査を受けたのですが原因が分からず、午後の授業が嫌で仮病を使っているんじゃないかとカウンセリングを受けたり、お祓いに行ったほうがなど(実際に行った)色んな意見が出たのを覚えています。

結局最後まで原因は分からず、時間が過ぎるとともにいつの間にか落ち着いていました。

何年も過ぎた現在でも、あれはいったい何だったんだろうと家族で話すことがあるのですが、社会人になって健康診断を受けた際、お医者さんにそれとなくお腹の症状を伝えたところ、おそらく”過敏性腸症候群”だろうと言われました。

 

この”過敏性腸症候群”、日常に多大なる影響を及ぼしてきます。

お願い今はやめてって時に限ってお腹がグルグルしてくるし、かと思えば何日も便秘になったりと、とにかくお腹の機嫌をとるのが大変です。

このせいで私は中学生での初デート中、相手を1時間近くトイレ待ちさせてしまったことがあります。(快く許してくれた寛大な心を持った方でした。本当にありがとう。)

こういった経験を経て、何年もこの体質と向き合ってきて学んだことから、私が日々気を付けていることを書いていこうと思います。医学的にとかではなく、経験から学んだ個人的な対策です。

 

①時間に余裕を持たせて、いい感じの時に家を出る

皆さん、家を出る時間て大体固定されている方が多いと思います。目的地に着きたい時間から逆算して、多少余裕を持たせたりと前後はしても、ある程度決めた時間に出発しているのではないでしょうか。

私が決めているのは、絶対にこの時間までには出発しなければならないというデッドラインです。大体それの40分前くらいに準備を終わらせ、デッドラインまでの間でお腹の調子がなるべくベストなタイミングで家を出ます。気楽に構えることがポイントで、「まだ余裕あるなー、あ、今調子いいな出発しよー。」って感じです。

決めた時間が近づいてくるという緊張がお腹を圧迫するのでそれを防ぐためでもありますし、長年この体で過ごしていると、今なんともなくても少したったら崩れそう、みたいな勘が働くようになります。そしてそういった予感は大体当たります。逆に、今を逃すとデッドラインで苦しくなりそうみたいな時は、もう捨て身の覚悟で向かいます。着いちゃえばなんとかなるだろ精神ですね。

逆にお腹のことを考える暇がないほどギリギリに起きてみることを試していた時期があったのですが、違う疲れとストレスが出てしまい辞めました笑

今は時間の余裕をお守りにしています。何より、時間に余裕がある安心感がお腹の調子を整えてくれたりします。

 

②外出時に食べるものはお腹と相談して決める

家では気にすることが何もないので比較的なんでも食べますが、外にいるときや仕事中などは口にする物には気を付けています。特に香辛料の多く入った辛い物や、乳製品はもれなく胃と腸を刺激してしまうため、口にしてしまうと高確率でトイレにこもることになってしまうので要注意です。

また、日によって症状の度合いは変わりまして、ストレスが溜まっていたりするとカフェインが入った飲み物が一定期間飲めなくなってしまったり、調子が悪いときは固形物を口にしただけでお腹が痛くなってしまったりするので、基本お腹ファーストな食生活です。

ぶっちゃけこの辺は見極めが難しくて、なんか今日はいけそうな気がすると根拠もないのに辛い物を食べて、撃沈したことも数えきれないほどあります。

ちなみにパイナップルを食べると必ず酷い腹痛に襲われるのですが、これも体質のせいなんですかね。よく分かっていないので念のため控えています。(フルーツサンド食べたい…)

 

③腹7.5分目くらいで抑える

お腹が弱い人にとって、食べる量も注意すべき点です。私は食べることが大好きなので、ついつい食べすぎてしまい、苦しんで後悔してを繰り返すことで7.5分目くらいがベストだと落ち着きました。10分目まで食べてしまうと、その後暫くトイレにこもって冷や汗を流すことになるし、8分目を超えて満腹が近づいてくると、満足よりもお腹が張って不快感の方が勝るようになってしまいます。

食事を終えてから時間差で症状が出てくるのが難しいところで、ついつい箸が進んでしまうコース料理は要注意です。場の楽しい空気も相まって、もれなく食べすぎて何度も泣きを見てきたので、食べる量は肝に銘じています。

「デザートは別腹」とか言ってみたかったです。

 

④お腹を冷やさない、締め付けない

これもお腹が弱い人は基本的な対策の一つだと思うのですが、絶対に欠かせないことです。私のお腹は、外部からでも内部からでも冷たい空気を察知すると、とても活発に動き始めます。医療に詳しくないのでこれが何を意味しているのか分かりませんが、とにかくちょっと冷気に触れただけで大騒ぎするのです。激弱です。なので、季節関係なくお腹は頑丈に防御しています。何気に攻撃力が高いのが、スーパーの食料品売り場の冷気です。鮮度を保つため仕方ないのですが、なるべく早く通り過ぎることができるよう、買うものは決めてから行くことにしています。ちなみに子供の頃は近づくとお腹が痛くなっていたため、母がお肉などを選んでいる間は別のコーナーで待っているのが習慣になっていました。

それと原因が分からないけどお腹の調子がよくないなって時にお腹の締め付けを緩くすると治まることがあります。自分ではピッタリだと思っていても、案外お腹を刺激しているので要注意です。

 

⑤受け入れて、気にしすぎない

細かい対策は他にも沢山あるのですが、何よりもこれが1番大切かなと思っています。

これまでいつだってこの症状に悩まされてきたし、時間が細かく決められている学生の頃は1日の大半をお腹を気にして過ごしていて、お腹から変な音がしたり、トイレに篭るのが恥ずかしくて、「何で⁉︎」って言いようのない苛立ちを覚えたことも何度もあります。

でも何年も悩んできたおかげで自分の体についても大分わかるようになって、それなりに苦しい時もありますが、「あーはいはいそうなるよねー。」と思えるようになりました。

また、SNSやインターネットで検索すると自分と同じような症状の人が沢山いることを知ったことも大きいです。以前は何で自分だけって思うこともありましたが、”過敏性腸症候群”というものがあることを知って、色んな人がそれと付き合いながら生活をしていることを知れたことで、心が軽くなりました。それに、先回りして打てる対策を打っておけば、周りの人もとても優しい方が多いです。どうしようもないものはしょうがないって割り切れるようになりました。

 

以上5つが、私が日常生活で気を付けていることです。書き出すときりがないので、基本的な部分を上げてみました。きっと私が知らないだけで、周りの人達も何かしら抱えながら生活しているのだと思います。身近に似たような境遇の人がいないので、1つでも共感できる部分がある方がいたら嬉しいです。